「何でこうなんねん…。」


「うるさいなぁ…もう諦めぇや。」



族の仲間との待ち合わせ場所に向かう東亜のでかバイクに乗っかったアタシ。



二人を乗せたバイクはブォンとうるさい音を出しながら道路を横断する。



その姿は誰が見てもヤンキーの姿だろう。



だからアタシ達の走るバイクの側には全然、車がよって来ない。



ブルルル……。



しばらくすると、バイクのエンジン音がとまり、ある公園の近くに停車した。