「裕兄ッッ!?」 アタシは目に映ったその人物をみると、でかいバイクに跨がった裕兄に抱き着いた。 疲れたし…。 こうなった今、裕兄に頼るしかないっ! 「裕兄〜…コイツ等がぁ…。」 「え…?」 そう言って、さっきのチンピラ達を指差した。 「お前らウチの可愛い妹に何やってたわけ?」 アタシに甘い裕兄は、いつもアタシをかばってくれる。