もう何回殴られたのか… 何回殴ったのかも分からない。 でも、体力の続く限り、この拳を降り続けた。 「はぁはぁ…」 大分、疲れて来た…。 やっぱりアタシでも、これだけの量の男達だと厄介だ…。 「ッッ……!!」 そんな事を、小さい脳みそで一生懸命考えていた時だった。 「うわぁ…また凜はハデにやったなぁ…。」 肩をガシッと掴まれて、そんな声がアタシの後方で聞こえた。 その声で、カバッと後ろを振り向くと…。