それなのに、この男と来たら…… 「威勢がいーな姉ちゃん。……だけど男ナメてたら痛い目あうよ?」 そう言って、アタシの前に立ち塞がった。 気がつけば、いつの間にか囲まれてしまっているアタシ。 「どけよ。」 「さぁな?…その前に挨拶も必要だろ?」 ピキッ……。 そんな男の姿にアタシの血管が一つ浮き上がる。