しかし… アタシが顔を上げた時に、見た東亜の表情は…あまりにも掛け離れていて… 驚きと、信じられないを合わせて2で割ったような表情をしていた…。 「東亜…?」 どうしたんや…? そう思いながら、東亜の顔をもう一度覗いたときだった…! 「凜…!危ない…!」 「え…?」 いきなり強張った声を発した東亜に抱きしめられたアタシは… 何がどうなってるのか分からず慌てるばかり…。