「んっ」 うっすら目を開けると大きなプロペラが天井で回っていた。ゆっくりと体を起こして見渡す。モノトーンの落ち着いた雰囲気の部屋だった。 「……どこ。」 とりあえず、記憶を遡る。 確か気がついたら草原にいて、森をさ迷ってオコジョに出会って…オコジョの後を着いていったら青年を見つけて…… 『あなた……パズー…?』 カァー/////// 「っだあああ!!」 思い出してしまった! 「〜〜っめちゃはずい!んな訳ないのにっ!あ〜ばかばかっ」 ぽかぽかと布団の上から自分の膝を殴る。 _