らぶりぃ。

「あ、ちが、ビックリして動けなかっただけです」

「うん。僕もビックリした。君が赤信号で渡ろうとしてて車が来てるのが見えたから」

「あ、ごめんなさい」

「謝ることじゃないよ。でも、ぼぉっとして歩いてたら危ないから気をつけてね」

「はい。本当にありがとうございました!」

私は深々と頭を下げた。