らぶりぃ。

じゃあ、また連絡すると言って藤木君は病室を出て行った。

僕はその時、一体どんな顔をしたんだろう…。

小暮君は声を上げて笑うし、渡瀬君は口を手で塞いで後ろ向きになって肩をふるわせて笑いをこらえていた。

みんなしてからかって。

「なぁ、佐久間。そんなに自分のことが気になるなら鷹尾に聞いてみたらいいよ」

小暮君が笑いすぎて出てきた涙を指で拭いながら言った。