時代魔レヂスタンス


秋空に浮かぶ暖かい日差しに当たりながら、沢山の人の間を縫ってしばらくミヤのあとを歩いていると、公園に着いた。

木々が赤や黄色に美しく彩られていて、恋人たちがちらほら散歩していた。

澄んだ青空に紅葉がよく映える。

散ってしまった色とりどりの葉を踏みしめてミヤのあとを追う。

「ここの公園は正解だな。
 儚く散る朽ち葉は青い恋人の如く、ってか」

そう言いながらミヤは落ち葉をざくざくといわせてベンチに座るカップルに近づいていった。

「すみません」

見知らぬ派手な金髪頭の男に話しかけられたカップルは、はてなという顔をしてミヤを見、その後ろにいる私をちらっと見た。

「俺、写真家やってるの。
 モデルやってくれませんか、記念にも。
 あっ、そのまま。
 いいですよ、勝手に撮るだけだから」

男女は顔を見合せ、それなら……とはにかんで頷いた。

私が見るミヤの最初の撮影が始まった。