すると、キッドが灰皿にタバコをグリグリと押し付けながら言った。
「そしたら、俺たちはその次のことを考えよう、なァ、ミノル」
そう言うとキッドはヘラッと笑った。
ミノルは威勢よく相槌を打った。
そしてキッドが私を見て言った。
「お嬢様にコイツは任せられねェよ。
二人になったとたん、あっという間に喰われちまうぜ」
ミヤとミノルは、違いない、と言って笑った。
一方貴志は、
「本当に恩にきるよ。
何て礼を言えばいいか……」
そう言いかけてキッドが拒んだ。
「やめろよ。
俺たち兄弟みたいなもんだろう、当たり前のことさ」
それを聞いた貴志は黙って頭を下げた。
キッドもミヤもミノルも、笑顔でそれを見ていた。

