写っているものは様々で、西洋を中心に、欧米、アジア、雪国、島国や砂漠など。
花をいっぱいかかえた西洋の可愛い女の子、
美しいブロンドの髪をし、真っ白なワンピースを纏っている女性、
スポーツをする黒人の青年たち、
夜の砂漠に浮かぶ綺麗な満月、
目の覚めるようなブルーの空と海、
美しいドレスをまとった西洋の貴婦人たち……。
私の知らない土地、文化、時間が写真の中に確かに存在し、私はとても惹き付けられて、いっぱいの写真をずっと眺めていた。
「……ミヤ、凄いよ……私こんな世界知らない。
うらやましいよ」
私は沢山の写真たちに圧倒されて静かな声でそう言った。
「そうだな。
行ってみたいか?」
ふすまに寄りかかって腕組みをしながらミヤが向こうから言った。
私はミヤを真っ直ぐ見つめながら頷いた。
「そうか、何だか嬉しいな。
そう言ってくれるなら俺もお前に見せてやりたいよ」
そう言って微笑むミヤの瞳はいつにも増してキラキラとしていた。
あァ、彼のその輝きの源はこれなんだと、その時私は実感した。

