「どういうつもり?」
私がミヤに半分つっかかったように言うと、彼はこっちだよと言って右手のふすまを開けた。
「じゃーん」
開かれたふすまの向こうに、私は目を見張った。
まるで、別世界だ。
その部屋の天井と壁は、隙間なく無数の写真で埋め尽くされていた。
「わぁ……すごい」
私はため息を漏らしながら、美術館と化したその空間に足を踏み入れた。
「言ったろう、我が城って」
「ウン、確かにお城だよ」
白黒、カラー、セピア……様々な表情をかもし出す写真たちは、彼によって拡大されたり縮小されたりして、壁や天井を飾り付け、彼のセンスの良さが存分にうかがえた。

