時代魔レヂスタンス


「ねえちゃん!この鱈、おすすめだよ、鍋にでもしな!」

魚屋のおじさんが威勢よく、私にそう言った。
覗いてみると、新鮮な魚介類が並んでいる。

「じゃあ、その鱈とあさりを」

「あいよ!べっぴんなねえちゃんには、おまけしてやっから!」

おじさんは気前よく言うと、大きい海老を二匹つけてくれた。

お金を払い、また商店街を歩く。ここの商店街の活気のよさときたら、凍りつく真冬の寒さがうそのよう。

八百屋の前で野菜を選んでいると、ふいに声をかけられた。

「あら?久しぶりね」

知った声に振り向いてみると、春風堂の、あの食堂のオバちゃんがいた。