貴志との一件もあったけれど、不思議と不安なんてなかった。
それはずっとミヤが優しく温かい目で見ていてくれたから。
「ハルとつながっていたかった。
俺はいつしかお前の虜になってたんだぜ。
自分の写真ではお前を惹きつける自信があったのさ」
私のウェーブした髪を指でからませながら、ミヤはそう言った。
「ひどい。写真を利用したのね?」
いたずらっぽく私は言った。
「お前は、理解してくれると思っていたんだ。俺の写真も、すべても。
そう思ったとたん、俺はお前の渦中にいたのさ」
夢のようだった。
人からこんなに愛されるのは初めてで、そして私の心がこんなにも満たされるなんて。
しかも、私の一等愛する、ミヤに……。

