『じゃあ、最後の質問!』 『なんですか?』 『このアルバムは誰に一番最初に聞いて欲しいですか?』 『…約束してた人に。』 ドキッとした。 まさかそんなねぇ…。 夢みたいな現実起こるわけない。 『迷ったんですけど…、CD送ったんですよ。 でももう住所も変わっちゃってるかもしれないし。』 私は立ち上がった。 今日は郵便がたくさん届いていたから。 『そのCDでも、このラジオでも聞いててくれたら、嬉しいです。』