柊くんは手帳のさっき柊くんの好きなものを並べて書いたところに目を落とした。 そこには、『唄』って文字。 柊くんにとって、1番好きなもの。 「かりん、俺決めたことがあるんだ。」 「なぁに?」 少し沈黙があった。 そして、それは突然訪れた。 でも、私は微妙に予感していたのかもしれない。 遅かれ早かれ柊くんはいつかそう言い出す気がしていた。 「俺、この街から引っ越すよ。 東京に行って本格的に音楽頑張ってみたいんだ。」