「落ち着いて。
そのうち分かるから。」



柊くんがあんまり上手くないウインクをした。



仕方ないなぁ。

そのうち分かるなら連想ゲーム頑張るか。



私は柊くんの好きなものを考えた。



「えっとねぇ、『唄』!」

「他には?」

「『秘密基地』、『甘いもの』、『猫』。」



柊くんは私が言ったものを紙にスラスラ書いていった。



「どんどん言ってみよう。」

「『自然』。」

「特に?」

「『星』と『雪』。」