りんごゆき


「う、嘘でしょ…??」



「ホント。」



頭が真っ白になった。



「何で!?」



興奮しないで聞いたつもりだったのに声が荒だっていた。

私が怒ったって泣いたって関係ないことだったのに。



「今大剛と話し合って決めたんだ。」



話し合ったなんて嘘だって私は決めつけてた。

何かで喧嘩して勢いで言っただけだろうって思った。

柊くんも大剛さんも珍しく、冷静じゃなかったから…。



「ホントに話し合いだったの!?
そんなこと簡単に決めちゃダメだよ!!」