不思議だね

いや

必然かな



君がいなくなったあの日から

君の事をよく感じる様になったよ

君がいる時より

ずっと

ずっと

何倍も



街で君の好きな香水を嗅ぐたび

ついて行きそうになる



道で君の好きな華を見かけたら

摘みたくなる



君の好きな歌を聴くと

思わず口ずさむ



どれだけ時間が過ぎても君は消えない



君と見て

君と笑い

君と聴いて

君と食べ

君と触れて

君と感じた全て

君がいない場所なんてどこにもないんだ



どこにいても君を感じる



そして気付いたんだ



どこにいても君を捜す自分に



君との思い出は全てただのきっかけなんだ