君の声が聴きたくて

聴きたくて

聴きたくて――



君と出会ったあの瞬間

既に恋に落ちていたのかもしれない

でも

気付かなくて

随分遠回りしたよ



君はそれでも

こんな俺を待ち続けてくれたね

ありがとう




ずっと一緒に居られる

そう信じて疑わなかった

ごめんな?

傍に居てやれなくて

哀しみの涙を流させて

ごめんな?



最初で最後だったけど

君の声が聴けてよかった

君は

まるで俺がそこに居るのを知ってるように

太陽に向かって

名前を呼んでくれたね

思い描いたとおり

君の声は

天使の様に綺麗だった



だから

ごめんな?

俺の声

聴かせてあげられなくて

君の声に

返事を出来なくて

ごめんな

俺はいつまでも

君が言ってくれた

太陽になって

君を照らし続けるよ



声を聴かせてくれて


ありがとう――