するとキースが右手をスッとメンバーたちの前に差し出した。
それを見た残りのメンバーたちは、そのキースの手の上に右手を重ねた。
『今からフレンズのスタートだ。頑張ろう!!』
キースがそう言うと、メンバーたちはエールを交わした。
『次は曲ね…どうする?』
里菜はメンバーに尋ねたた。
『今から作っても良い曲は出来ない。そこで、この曲なんかどうだろう?』
シュンは自分の鞄から楽譜を取り出した。
『昔から俺が書き溜めていた曲のうちの一曲だ。この曲なんかどうだろうか?』
シュンは楽譜を里菜に手渡した。
里菜とキースはシュンの書いた楽譜をしばらく見ていた。
『レイナは楽譜を見なくて良いのか?』
シュンは楽譜を見ないレイナに尋ねた。


