時はさかのぼること2001年12月22日。 寒く震える東京―。 僕の名前はケイゴ。 22才。 仕事は似合わないスーツを着ての慣れない営業。 自分だけの“夢”を見つけるために上京して、もうかれこれ4年がたつ。 時が流れるにつれて『夢』って言葉が、いつの間にか僕の中から消えていたんだ。 でもね… でも、その事に気付く事ができた。 そう、あの日君に出会って…。 もう一度、夢に踏み出せたんだ。