時は流れた。


2007年12月22日。


フレンズのライブもいよいよフィナーレとなった。


『今日はみんなホントに来てくれてありがとう。ここでみんなに一つ言わなければならないことがあります』


レイナは5万人の観客に向かって言った。


『今日のこのライブを持って、私たちフレンズは解散します』


レイナがそう言うと、観客たちはどよめいた。


『約5年間私たちは走り続けて来ました。この間には色んな事がありました…だけど、私たちはどんな困難にも立ち向かい、歌い続けてきました。それもみんなが応援してくれたお陰です。ありがとう…ホントにありがとう』


レイナがそう言うと、メンバーたちも一斉に頭を深々と下げた。


『フレンズが解散しても、ずっとこの先みんなの心に…私たちの歌が響き続けることを願います。この歌が最後の歌になります…みんな、さようなら“君がくれた歌”』


レイナがそういうと曲が流れ、レイナは歌い出した。


最後のフレンズの姿に…歌に…観客の誰もが涙を流した。


そして、フレンズのラストライブは終わりを告げた。