4月15日


ケイゴがこの世を去ってから、早くも4ヶ月が過ぎようとしていた。


レイナはケイゴを亡くしたショックから、今だに立ち直る事が出来なかった。


この日小林誠吾に呼ばれたレイナ以外のメンバーは、レインボーミュージックに集まっていた。


『今日お前たちに集まって貰ったのはレイナの事でだ。はっきり言って…レイナはもうダメかも知れない』


小林誠吾は重い口調で言った。


『レイナの奴…いつまで引きずってるんだよ』


シュンは心配していた。


『レイナにとって1番大切な人を失ったんだもん…仕方ないわよね』


里菜もレイナを心配した。


『お前たちに見て貰いたい物がある。今度レイナに気分転換も交えて、1度ソロで歌わないかと勧めたんだ』


小林誠吾はメンバーに言った。


『レイナにソロデビューさせるのか!?…確かに気持ちの切り替えには良いけど…』


シュンは少し驚いて言った。


『それでこれがレイナが書いたソロの歌の歌詞なんだ』


小林誠吾はレイナが書いた詞をメンバーに見せた。