7月30日。


この日キースを除くフレンズのメンバーは、小林誠吾に呼ばれ喫茶店に集まっていた。


『今日はお前たちに話しがある』


小林誠吾は元気のないメンバーに言った。


『話って何ですか?それにどうして今日は会社じゃなくて、喫茶店何ですか?』


レイナは疑問を尋ねた。


『お前たち。明日からオレンジミュージックに行け』


小林誠吾はメンバー一人一人の目を見て言った。


『行けって…どういう事なの?』


里菜は質問した。


『石川誠也を知ってるだろ?明日から石川誠也がお前たちの新しいプロデューサーだ』


小林誠吾は真剣な表情で言った。


メンバーは小林誠吾のその言葉に驚いた。


『どういう事だよ…説明しろよ』


シュンは不機嫌そうに言った。


『説明?簡単に説明すれば…ミュージックブルーレコードにお前たちはいらないって事だ』


小林誠吾は冷たく言い放った。


『暴力沙汰が原因でか?』

シュンは尋ねた。


『そういう事だ』


小林誠吾はあっさり言った。


『小林さん…あんたは俺たちを見捨てるって事か?』


シュンはショックを受けた。


『石川誠也は今のお前たちでも欲がっている。だから明日からオレンジミュージックに行け』


小林誠吾は冷たく言った。