『マイケルー!!』


メンバーの心を踏みにじられたキースはマイケルの胸倉を掴み、マイケルの顔を殴った。


殴られたマイケルは倒れ込んだ。


物音を聞き付けたスタッフが警備員を連れて来て、キースは警備員に腕を掴まれ抑え込まれた。


『ちっ…痛いな。盗作の次は暴力か…サイテーだなキース』


マイケルは立ち上がり、言い放った。


『放せ…放してくれ…』


キースは警備員に抑え込まれながらもがいていた。


『キース。お前には音楽をやる資格なんてない。ハッハハハ』


マイケルは、警備員に連れて行かれるキースを見て大笑いした。


『みんな…ごめん…』


控え室の入口に立つメンバーの横を通り過ぎる時に、キースはそう呟き謝った。


フレンズのメンバーは状況があまり理解出来ず、困惑して立ち尽くすしかなかった。


そしてキースは警察へと連行されて行った。


翌日の各社の新聞には『メンバーが暴力沙汰!!フレンズ解散の危機!?』と取り上げられたのだった。


そして、フレンズの人気も一気に下がり…必死に走り続けて来たフレンズはしばしの活動休止を余儀なくされたのだった。