『でも、ホントに心配かけたな、二人にはさ…』


ヒロは申し訳なそうに言った。


『いいよ、いいよ。何よりも今はこうして一緒にいられるんだしさ』


ケイゴは笑って言った。


『レイナちゃん。明日ツアーの最終日なんだって?頑張ってね』


ヒロはエールを贈った。


『うん。明日はケイゴも見に来てくれるし…いつも以上に緊張しちゃうな』


レイナは笑って言った。


『へぇ〜、ケイゴ明日のライブ見に行くんだ。良いなー、俺も行きたいなー』


ヒロは羨ましそうだった。


『次回のライブにはヒロ君とユイちゃんの二人も招待するから、是非見に来てね』


レイナは笑顔で言った。


『えっ、ホントに!!ありがとうレイナちゃん、絶対見に行くよ』


ヒロはレイナの手を掴んで大喜びした。


『ヒロ!!早く手を放せよ』


レイナの手を握るヒロを見て、ケイゴはまた少し嫉妬した。


『まあまあ、手を握ったくらいで怒るなよケイゴ』


ヒロは笑った。


3人はケイゴの部屋でパーティーを楽しんだ。


そして数時間が過ぎ…レイナはカクテルを2杯飲んだだけで酔っ払い、ケイゴの隣で眠っていた。


『レイナちゃん…寝ちゃったな』


ヒロは眠ったレイナを見て言った。


『レイナはお酒弱いからな』


ケイゴは隣で眠るレイナの寝顔を見て微笑んだ。