『嘘っ!メアド交換したの?!』 あたしは帰り道、歩きながら真菜に電話をして、ついさっき起こったことを報告した。 「うん!山本くんから教えてって言ってくれて」 あたしと山本くんは、赤外線でメアドを交換した。 夢みたいっ! 『夢じゃないよね、それ………痛っ、現実だ…』 真菜は多分、自分のほっぺをつねったんだろう。 想像したら可笑しくて、吹き出した。