ドンッ!


廊下で真菜と話しながら山本を見てると、山本くんに女の子がぶつかった。



「…大丈夫?」
優しい山本くんは、女の子を覗き込みながら言った。



ズキン………



優しすぎだよ…
山本くん…



「あ…大丈夫です!ごめんなさい!」




顔を赤くした女の子が可愛い声で言った。





あたしは、羨ましさで胸がズキズキ痛んだ。