「私があやしても泣き止まない なのに、まさきさんが抱き上げると 安心したようにスヤスヤ眠る泰輔を見て 心がズタズタになっていく気がした。 泰輔は私をママだと思っていない 泰輔は私の子どもではないんだ そんなことを思っては泣き だんだんと、泰輔と会うことを避けるようになった。 泰輔が初めてハッキリと言葉を発したところを聞いたのは やっぱりまさきさんだった。 ママ、と まさきさんの顔をジッと見つめながら 優しい声で そう言った、と まさきさんは苦しそうな顔をして教えてくれた」