「久しぶり」 一声聞いただけで胸がほっこり温かくなる。 「いつ見ても小さいよな~。ちゃんと牛乳飲んでるか?」 そう言いながら、さりげなく頭をポンポンと触られる。 パワー満タンっ 充電完了っ!! 「…蜜葉、自分の世界に入ってる?」 泰ちゃんがあたしの顔を覗き込む。 か、顔が近いっ 「はっ、入ったませんっ」 ひえぇぇ 思いっきり噛んでしまったあたしに、泰ちゃんは意地悪に笑って 「ふーん。入ったませんかぁ」 そう笑って荷物を置きに行ってしまった。 泰ちゃんには絶対勝てません……