――激しく剣がぶつかり合う音が 部屋に響く。 「なめるなよ 餓鬼」 奴はいたって冷静だった。 さすがリーダー とでも言おうか・・・。 無駄に自信があるようなことはいわない。 『そっちこそ。 餓鬼だからってなめないでよね』 僕らだって 負ける訳にはいかないんだよ。 「ったくアイツ、無理しやがって」 シークはただ、二人の戦いを見つめているだけだった。