「居たぞ!! ここに居る!!」
『チッ。 またきたか』
コイツが現れたせいで まったく先に進めなかった。
「あれ、二刀流じゃん」
ルゥを見て のん気にそんな事を言うシークに ルゥはちっとも気に留めない。
コイツがボクたちの資料を盗むつもりなら 後でコイツも殺そう
再びやって来た敵を 相手にしていたその時
―ズルッ
仮面がゆるみ 顔から落ちそうになる。
クソッ、こんなときに・・・!
顔を決して見せないように 手で仮面が落ちるのを防ぐ。
しかし 一刀になったのを見計らって 二人が同時に襲い掛かる。
『なめるな!』
一人を刺し殺すが あと一人は間に合わない。
せめて 急所は外さなければ。
そう思い 相手の動きを観察していたとき。
「ガハッ!!」
目の前で心臓を刺され 倒れていく敵を見て ルゥは目を開けた。
『お前・・なんで・・』
「お前 なぜソイツの味方につくんだ!! お前も 同じ“盗み屋”だろ!!」
ルゥの言葉を掻き消すように 生き残っている一人の敵が シークに叫ぶ。
「今のうちに 仮面を付け直しなよ」
ボソッとそういわれ ルゥは不快に思いながらも 仮面を付け直す。
「コイツは俺の獲物だからね。 勝手に手を出されたら困るんだよ」
「それに、同じ“盗み屋”という種類だけど お前等は俺の仲間じゃない。 助ける必要も、ないだろ?」
コイツ、同じ盗み屋が殺されるのを 不満に思っていたのじゃないのか?


