『ボクは裏口から行くから』 「じゃあ俺とレイは窓割って侵入する。 それで裏口にいる奴らもこっちにくるだろ」 「そうだな。 ルゥはひとまず敵が少なくなってから侵入しろ」 『うん。 そっちはまかせた』 そう言って彼女は木に飛び乗り、次々と飛び移っては裏口の方へ姿を消した。 後の二人は見張りのいないところへ移動する。 「いいか、容赦はなしだ。 全員抹殺しろ」 了解、 という言葉とともに、彼等は窓を割って飛び込んだ。