「あのね、翔…」 「あ?」 やっと笑い終わった 梓が口を開く。 「カツヤはね、名字だよ。」 「………は?」 一瞬、頭が回らなかった。 「勝谷 竜太っていうの。 中学の時のクラスメイト。 で、この前のは クラス会のお誘い。」 しかも彼女もいるらしい。 ってことは……… カツヤってのも 日曜ってのも… ただの俺の勘違い? 思わずその場に しゃがみこむ。 「はぁー… なんだそれ… 俺、まじ勘違い……」 ・