そんなわけで今日はデート。 「先輩っ!」 待ち合わせ場所に着くと既に杉浦くんは来ていて、笑顔で手を振ってきた。 嫌々来たのに、何故かその様子に思わず笑みが溢れた。 近くまで行くと… 「きゃっ」 いきなり抱き締められた。 「ちょ…っ、杉浦くん…!?」 こんなところで…! 「先輩、可愛いっ!」 顔が赤くなっていくのがわかった。 杉浦くんはストレート過ぎて、今までにないタイプだからたまにドキドキする。 きっと、そう。