「幸輔と同じクラスでよかった」 「………何で?」 「だって幸輔の料理してるところ好きだよ?だって真剣な顔してるもん」 下を見ながら微笑む由岐を見て、 まぁいいかなって思った。 時間は感覚的にはいつもより早く進み、 授業は4時間目に。 「忘れ物無いね!! じゃー手を洗って消毒して机に座って!!」 「痛そ……」 「ぇ?」 そぅ言ったのは由岐で、 痛々しい目で見ていた。 「あぁこれ?昨日指裂けちゃった;;」 「痛くないの?」 「まぁ普通に物に触るのは大丈夫だけど液体は染みるな;;」