本当にふらふら歩いていてもやっぱり楽しくて嬉しくて、時間は物凄い早さで経つ。




真っ赤な夕日に向かって歩く。

由岐の家は西側。









由岐の家に着くのが本当に嫌。

でも由岐の家に向かって歩いてるから当たり前に由岐の家に着く。

「バイバイ…」

「うん。ありがとね送ってくれて」

「ううん…」

少し悲しそうで肩をすくめた由岐は綺麗。



「由岐…」

「ん?」

「明後日、…………遊びに行こう」

「うんっ♪」

「あっじゃーな///」

由岐から逃げるように別れた。
「デート」と言えない俺はまだまだ子供なんだろうな…。