「じゃぁ俺もぅ行くね」 「うん。いってらっしゃい」 将也さんはこれからバイトで、折りたたみ式のチャリで家を出た。 「「……。」」 嵐みたいな将也さん;; 「あ、上がる?」 「あぁうん」 由岐は眠たいのかウトウトしていて、階段の両側に手をして階段を上がった。 さっきも目をこすっていたし。 由岐の部屋は、 凄い綺麗で俺の部屋なんて見せられない位だった。 ベットの上には赤系統のラインが入ったクッション。 机の上には中学の時の集合写真。 『女子高校生』の部屋にしたら物は少ないのかもしれない。