「そんな所にいないで、こっちへおいで。お礼をしなくては」 けれど、姫は首を横に振ります 自分は人魚 彼は人間 決して、出会ってはいけない種族 「何で海の中なんかに…」 その問いには答えず、海に進んでいく 「待ってくれ!せめて、名前だけでも」 「……姫」 「ありがとう、姫。俺は緑だ。仲間を呼んでくるから待ってて」 青年は何処かへ走り出した そして姫は、海に潜った