『みゃぁ…』 小さい子猫があたしに 寄って来た 「お前も 一人なの?」 それに答えるように 子猫が鳴く 「おいで?」 そう言って 両手を広げる 子猫は 素直にあたしの腕の中に入ってくる ――猫になれたら 18年間生きて来て 何回そう思っただろう そんな事を思っていたらいつの間にか あたしは夢の中… 可愛い子猫を抱いて…