「陸君がやきもち妬いてくれて嬉しい…。今日はたくさんチューしようね…。」


「それだけじゃヤダ。俺ん家行こうぜ…。」


俺は果懍の手を引いて家に向かった。


家に帰るとお袋は居ない。
どうせまた近所のどこかの家に
集まってお茶でもしているんだろう…。


珍しく岳も帰っていない。


俺は部屋に入るとすぐに果懍を
抱き締めた。」


俺はヤバイ位に果懍に惚れてしまっている。


こんなにも自分が人を好きに
なれるなんて思いもしなかった。


「俺…お前の事.好きで仕方ねぇんだよ…。
お前に会えない日はずっとお前の
事ばっかり考えてて…。会いたく
て気が狂いそうになる時があんだ…。」


「陸君…ごめんね…。」


「でも…俺はお前の夢ちゃんと
応援するから…。俺…男のくせに
ダセェよな。(笑)果懍は自分の夢
に向かって頑張ってるのに…俺は
1日会えなかっただけでウジウジ
してさ…俺の方こそごめんな…。」


マジ…俺ダセェ…。


「私が頑張って塾に通えるのは
陸君が居てくれるからなんだよ。
今日頑張れば明日は陸君に
会える…って思うからなんだよ。」


「果懍.俺はいつでもお前の傍に居る。…忘れんな。」