-岳Side-

星野にプロポーズ…?


あの陸が本気で女に惚れるなんて…。


星野が陸の元に行ってしまった
時にはまだ俺には自信があったんだ…。


陸が本気で女に惚れる筈が無い…。


陸に捨てられた星野は最後には
必ず俺の元に帰って来る。


そう信じてたのに…。


星野と付き合う前の陸は見る度に
連れている女が違った。


誠也と共に毎日のように女を
ナンパして特定の彼女を作る
事はなかったあの陸が…。


あの日.俺が逃げずにチンピラ
から星野を守っていたら…星野
の気持ちは再び俺に向けられて
いただろうか…?


いや…あの時には既に星野の
気持ちは陸にあった。


そんな女の為に自分が傷付いて
まで守る必要は無いと思った俺は
星野を残したまま駅前の交番に向
かったんだ。


何度も思い詰めた様に俺に何か
を伝えようとしている星野に気付
きながら聞こうとしない俺の事を
星野は徐々に避ける様になった。


あの日もそうだったんだ。
俺の誘いを断り足早に学校から
出て行く星野の後を俺は追った。


家に帰る筈の星野が電車に乗る。


星野が何処に行こうとしてるのか
だいたいの予想はついてる。