私は放心状態で、ベッドに身を投げる。


そして意味もなく、電気も付けない暗闇で、ただ左手に握った携帯を見つめた。



「寂しいっ…」


そうポツリ呟いて、泣きそうになったとき


♪〜♪〜♪〜


急に左手に灯りがともる。


携帯のディスプレイがピカピカと光りだした。


慌てて見つめると…


「高橋くん…?」


そこには、高橋 真人の文字。