〔ガラッ〕 あのままボーっとしてても無意味なので、 ひとまず教室に入ることにした。 「なんだよ、策ぅ。おっせぇぢゃねーか。トイレか?」 話しかけたよっしーを見ると、 隣に1人、知らない男子がいた。 背が高く、茶髪で、 ところどころヘアピンをしている。 よっしーはもう友達を作ったみたいだ。 「よっしー、この人は?」 よっしーではなく、自分から自己紹介を始めた。