徒然の裏側で


連作3首目。
正月の歌です。





初詣に、彼とやってきた。

ごった返す人。

長蛇の列。

こんなところにいる時間があったら、勉強したほうがよかったかな。

そう思うけれど、彼と繋いだ手があたたかくて、久しぶりのデートだから。

何も言わないで、ただ神さまに祈った。


どうか彼と同じ学校に行けますように。


私ひとり頑張っても叶わない願いだから。

隣で手を合わせ、目を閉じた彼も、きっと同じ祈りを捧げただろう。

彼ひとり頑張っても叶わない願いだから。