ハイスクールデイズ

「もしも、そうでないのなら、今度はあなたが、僕に会いに来て欲しい」

新幹線に乗ってしまったら、今日中に帰ることは不可能だ。
そんな思いは、空車ランプを付けたタクシーを見つけた途端に、消し飛んだ。

(あなたに会いたい、あなたに会いたい、あなたが好き、あなたが……)

ずっと胸に秘めていた言葉が、今にもあふれだしそうだ。

宅急便の送り状を握り締めたまま、モモはタクシーに向かって、ちぎれるほど手を振った。

―了―