とにかく、走った…。 「…怖い…。…怖い…。」 気付けば姉ちゃんの部屋にいた。 小さい頃から、何かあったらまずは姉ちゃんに、話す。 そんな感じだった。 自分の中では、親よりずっとずっと信頼できる。って、昔から心の中にあった。 もちろん、それだってちゃんとした、理由があった…。