女尊男卑

駅につくと真っ先に電車を降り改札を出た。

駅からカフェまでは歩いて5分ほど。

繁華街の中にあり仕事帰りのサラリーマンや大学生がたくさんいた。

みんな他にやることないのかな?暇人。

呆れて歩き出したが琴葉はすぐに立ち止まった。

「・・・陽ちゃん」

瞬きを何回もして目もこすって見てもやっぱり陽ちゃん。

私の視線の先には仕事で遅くなるって言ってた陽ちゃんがいた。

しかも知らない女と一緒。

一瞬ドキッとしたけど奥さんじゃなさそう。

だって彼の指に指輪ないし、隣の女も指輪してない。

陽ちゃんは私と会う時はいつも指輪をはずしてる。

一度だけうっかり外し忘れてたことがあったの見て、いつもは指輪してるんだって思ったんだよね。

陽ちゃんは高校生の私のことなんて相手にしてないことくらいわかってるのに、切なかったな。