涙でぼやけた世界。


レンと私の間に、一本の糸が見えた気がした。



それはレンによって垂らされた、だけど決してふたりを結びつける事のない、哀しい糸。



ぶらさがる事しかできない糸なら

いっそ始めから
切っておいてほしかった。